JIG & FIXTURE DESIGN

治具は、 現場の使いやすさを設計する部品です。

設備、ワーク、作業手順、段取り、安全性まで見たうえで、現場に合う治具・補助具を設計します。 市販品では詰めきれない「あと一歩」を、構想設計から製作・調整まで支援します。

DESIGN CONCEPT

固定するだけでなく、作業を安定させる。

治具の目的は、ワークを押さえることだけではありません。位置決め、段取り、清掃性、干渉、安全、メンテナンス性まで含めて、作業が安定して繰り返せる状態をつくることです。

確認範囲
設備・作業・安全
現場条件から仕様化
設計検討
2D / 3D
図面・モデルで事前確認
対応範囲
製作まで一貫
部品製作・組立・調整
段取り短縮位置決め供給補助安全対策作業標準化

PROBLEM

現場の困りごとは、治具で小さくできることがあります。

作業が不安定になる原因は、機械本体だけではありません。ワークの置き方、固定方法、作業者の動線、清掃性、安全対策、供給方法など、周辺の設計が生産性や品質に大きく影響します。

01

段取りに時間がかかる

位置決め、固定、供給、取り外しの手順が多く、作業者によって時間がばらつく。

02

ワーク姿勢が安定しない

置き方や当て方が毎回少しずつ変わり、加工精度・検査結果・作業スピードに影響する。

03

市販品では合わない

既設設備のスペース、干渉、ワーク寸法、作業手順に対して標準品では収まりきらない。

04

安全・清掃・保守に不安

挟まれ、巻き込み、切粉、油、清掃、消耗部品交換まで考えると改善余地が残る。

VALUE

治具・補助具を、成果につながる道具へ。

治具は「作って終わり」ではなく、現場で使い続けられることが重要です。剛性、作業性、段取り替え、清掃性、保守性を同時に見ながら、実用面を重視して設計します。

01

設備に合わせて無理なく

既設設備の構造を活かし、追加工や大きな改造を抑えながら、取り付けやすく使いやすい形を検討します。

  • 干渉回避・安全確保
  • 既存設備への取付検討
  • メンテナンス性を考慮
02

図面から試作まで短いループで

2D/3Dを使ってイメージを共有し、必要に応じて試作・調整を行いながら本番仕様へ近づけます。

  • 2D図面・3Dモデル検討
  • 現物合わせ・寸法確認
  • 試作後のフィードバック反映
03

量産と保守を踏まえた仕様へ

一時的に使えるだけでなく、長く使う前提で材質、剛性、摩耗、交換部品、清掃しやすさまで確認します。

  • SUS・鋼材など材料選定
  • 剛性・寿命を見据えた構造
  • 交換・清掃しやすい設計

DESIGN AREA

治具単体ではなく、工程全体の使いやすさを見ます。

加工治具、検査治具、供給補助具、安全カバー、段取り補助具など、目的に応じて設計の見方は変わります。工程条件から、優先すべき仕様を整理します。

ワークの位置と姿勢を安定させる。

当たり面、クランプ方向、逃げ、切粉処理、着脱動作を確認し、作業者が迷わず同じ状態でセットできる構造を検討します。

位置決めクランプ切粉逃げ着脱性

材料供給や取り回しを補助する。

既設設備の制約を踏まえ、材料の搭載数、供給姿勢、作業者の負荷、干渉を確認し、段取りや投入作業を軽くします。

バーフィーダーストッカーガイド段取り補助

判定や測定を安定させる。

検査時の置き方、基準面、測定姿勢、視認性を整え、作業者による判定ばらつきや手戻りを抑えます。

測定基準検査姿勢視認性NG分離

安全・清掃・交換まで考える。

挟まれや巻き込みの回避、カバー、清掃しやすさ、交換部品、日常点検まで見据え、現場に残る道具へ仕上げます。

安全カバー清掃性交換部品点検性

CASE STUDY

事例:バーフィーダーアシスト

「もっと材料を一度に供給したい」「既存の給材機に合う補助具がない」という現場課題に対し、追加工なしで装着しやすい補助具として設計しました。

バーフィーダーアシスト本体
給材機に取付けた状態 1 給材機に取付けた状態 2
段取り改善生産性向上追加工不要高剛性

既存設備を活かし、材料搭載数を拡張。

給材機の構造を大きく変更せず、補助具として取り付けられる構成を検討。材料搭載数の増加により、作業者の補充頻度を下げ、段取り時間の削減を狙います。

課題

材料補充の回数が多く、作業者が設備から離れにくい。

提案

既存給材機に合わせた補助具で搭載量を拡張。

効果

補充頻度と段取り負荷を下げ、生産の安定化に貢献。

  • 材料搭載本数の増加により、生産効率アップ
  • 既存構造を活かし、追加工不要で設置可能
  • ステンレス+スチール材の組合せで高剛性を確保
  • シンプル構造でメンテナンスしやすい仕様

PROCESS

現場確認から構想、製作、調整まで伴走します。

仕様確定を急がず、まずは「なぜ困っているか」を整理します。対象設備、ワーク条件、作業手順、安全制約を確認し、現場に合う構造へ落とし込みます。

01

ヒアリング・現場確認

対象設備、作業手順、ワーク寸法、干渉、清掃、安全、段取り替えの条件を確認します。

見るべき点:現状作業・停止要因・制約条件
02

構想設計

2D/3Dを使い、構造案、取付方法、材料、剛性、使い勝手、メンテナンス性を比較します。

見るべき点:効果・リスク・製作性・安全性
03

試作・調整

必要に応じて試作し、現場フィードバックを反映。使いにくさや干渉を減らします。

見るべき点:着脱性・姿勢・繰り返し性
04

製作・納入

協力先と連携し、部品製作、組立、納入まで対応。必要に応じて追加改善も行います。

見るべき点:品質・納期・保守部品

CHECK POINT

相談時に整理したいポイント

01
対象設備
機械型式、設置状況、取付可能な位置、周辺スペース。
02
ワーク条件
寸法、材質、重量、姿勢、傷・変形の許容範囲。
03
作業手順
現状のセット、固定、取り外し、清掃、交換の流れ。
04
改善目標
段取り短縮、品質安定、安全、負荷軽減、無人化対応。
05
安全・保守
挟まれ、巻き込み、切粉、清掃、交換部品、点検性。
06
製作条件
必要数、希望納期、材質指定、耐久性、予算感。

CONTACT

図面がなくても、まずは現場のお困りごとからご相談ください。

対象設備の写真、ワーク寸法、現状の作業手順、困っている内容が分かれば、方向性を整理できます。構想段階から、製作可否・概略仕様・注意点を確認します。