COLLABORATIVE ROBOT / FLEXIBLE AUTOMATION

協働ロボットを、
工程から選ぶ。

FANUC CRX・CRシリーズの機種選定から、DMG MORI MATRIS Lightによる移動式自動化まで。ロボット単体ではなく、ワーク・設備・運用条件から導入方法を整理します。

FANUC CRX・CRシリーズ 協働ロボット
FANUCCRX / CRシリーズ
MATRIS移動式自動化
工程起点選定・構想支援

Two Approaches

同じ「協働ロボット」でも、導入の考え方は2つあります。

ロボット本体を工程へ組み込む方法と、ロボット・ワーク・周辺機器を一体化した自動化ユニットを使う方法です。生産品種、対象設備、移動の有無、段取り頻度から選び分けます。

FANUC CRX・CRシリーズ
ROBOT SELECTION

FANUC CRX・CRシリーズ

可搬、リーチ、設置姿勢、安全条件を整理し、工程に適した協働ロボット本体と周辺構成を選定します。

  • 工作機へのワーク着脱
  • 組立・検査・搬送
  • 専用セル、固定工程への組込み
代表モデルを比較する
DMG MORI MATRIS Light
FLEXIBLE AUTOMATION

DMG MORI MATRIS Light

協働ロボットを手押し台車へ搭載し、必要な設備へ移動して使用するワーク搬送システムです。

  • 多品種少量生産
  • 夜間・休憩時間の自動運転
  • 複数設備での使い分け
導入イメージを見る

FANUC Selection Point

FANUC協働ロボットは、機種名より先に工程条件を整理します。

協働ロボットの導入では、可搬重量やリーチだけでなく、ワーク、ハンド、設置姿勢、安全範囲、作業者との距離まで含めた検討が重要です。

可搬重量とハンド重量

ワーク重量だけでなく、ハンド・爪・センサ・配線を含めた総重量で余裕を見ます。

  • 把持姿勢によるモーメント
  • 段取り替え時のハンド交換
  • 将来ワークの重量増加

リーチと干渉

届くかどうかだけでなく、機械扉、治具、ストッカー、作業者動線との干渉を確認します。

  • 床置・天吊り・傾斜設置
  • J軸姿勢と可動範囲
  • 安全速度と停止距離

用途と運用

搬送、組立、検査、溶接など、用途ごとに必要な周辺機器と立上げ条件が変わります。

  • 日中有人・夜間自動運転
  • ティーチング負荷
  • 保守・教育・改善余地

Model Lineup

代表モデルを、可搬・リーチ・設置条件で比較。

各モデルカードを開くと、主要仕様を確認できます。最初は「可搬」「リーチ」「用途」で候補を絞り、次に周辺機器・安全条件を詰めるのがおすすめです。

CRX-5iA

CRX-5iA

小型ワークの搬送・組立・検査まわりに使いやすい軽量モデル。

リーチ994mm 質量25kg 設置床置、天吊り、傾斜角
制御軸
6軸(J1〜J6)
リーチ
994mm
設置形式
床置、天吊り、傾斜角
ロボット質量
25kg
制御装置
R-30iB Mini Plus
主な用途
ハンドリング、組立、アーク溶接
CRX-10iA

CRX-10iA

可搬とリーチのバランスを取りやすい標準的な選択肢。

リーチ1249mm 質量40kg 設置床置、天吊り、傾斜角
制御軸
6軸(J1〜J6)
リーチ
1249mm
設置形式
床置、天吊り、傾斜角
ロボット質量
40kg
制御装置
R-30iB Mini Plus
主な用途
ハンドリング、組立、アーク溶接
CRX-10iA/L

CRX-10iA/L

広めの作業範囲が必要な工程に向いたロングアームモデル。

リーチ1418mm 質量40kg 設置床置、天吊り、傾斜角
制御軸
6軸(J1〜J6)
リーチ
1418mm
設置形式
床置、天吊り、傾斜角
ロボット質量
40kg
制御装置
R-30iB Mini Plus
主な用途
ハンドリング、組立、アーク溶接
CRX-20iA/L

CRX-20iA/L

可搬20kgクラスを検討する工程で候補にしやすいモデル。

リーチ1418mm 質量41kg 設置床置、天吊り、傾斜角
制御軸
6軸(J1〜J6)
リーチ
1418mm
設置形式
床置、天吊り、傾斜角
ロボット質量
41kg
制御装置
R-30iB Mini Plus
主な用途
ハンドリング、組立、アーク溶接
CR/50F-16B

CR/50F-16B

重量物寄りの協働用途を検討する際の大型モデル。

リーチ1643mm 質量50kg 設置床置
制御軸
6軸(J1〜J6)
リーチ
1643mm
設置形式
床置
ロボット質量
50kg
制御装置
R-50iA
主な用途
ハンドリング、組立

Application

人の作業を置き換えるだけでなく、工程を標準化するために使います。

協働ロボットは、省人化だけでなく、作業ばらつきの抑制、夜間・休憩時間の稼働、単純作業の分離にも有効です。

工作機へのワーク着脱

旋盤・マシニングセンタへの投入、排出、仮置き、向き替えなどを整理します。

検査・梱包・整列

人が判断すべき作業と、繰り返し作業を分けて、工程全体を安定させます。

溶接・組立支援

アーク溶接や組立補助など、作業者の負荷を下げたい工程でも候補になります。

DMG MORI MATRIS Light

協働ロボットを、移動できる自動化ユニットとして使う。

ロボット本体を固定設備へ組み込むのではなく、ワークストッカーや周辺機器とともに台車へ搭載。必要な時に必要な工作機へ移動して、投入・排出を自動化します。

手押し台車で移動 既設設備への後付けを検討 多品種少量生産に対応 夜間・休憩時間を活用

MATRIS Lightは、協働ロボットの「機種紹介」ではなく、設備との接続・ワーク供給・運用方法まで含む自動化システムです。そのため、詳細は専用ページで整理しています。

MATRIS Light専用ページへ
DMG MORI MATRIS Light ワーク搬送システム
必要な工程へ移動して使う、協働ロボット搭載型ワーク搬送システム

Before Selection

導入前に確認したい項目

ロボット単体ではなく、周辺装置・安全・作業手順まで含めて確認することで、立上げ後の手戻りを抑えられます。

01

ワーク条件

寸法、重量、材質、把持面、油分、傷の許容範囲を確認します。

02

周辺機器

ハンド、センサ、ストッカー、安全機器、架台、治具を整理します。

03

設置条件

床面、搬入口、電源、エア、メンテナンススペース、作業者動線を確認します。

04

運用条件

誰が教示・段取り替え・点検を行うか、導入後の運用も含めて決めます。

Q&A

協働ロボットQ&A

Q. 協働ロボットとは何ですか?

A. 人と同じ作業空間で一緒に作業することを想定したロボットです。安全機能や動作条件を工程に合わせて設計し、作業者とロボットが近接する工程で活用します。

Q. 従来の産業用ロボットとの違いは?

A. 従来は安全柵で人とロボットを分離する使い方が一般的です。協働ロボットは近接作業を前提に、安全速度、停止条件、教示性などを含めて検討します。

Q. どんな工程で使えますか?

A. 工作機へのワーク着脱、ピック&プレース、検査・梱包、ネジ締め、協働溶接など、繰り返し作業や標準化したい工程で検討できます。

Q. 機種だけ決めれば導入できますか?

A. ロボット本体だけでは不十分です。ハンド、架台、治具、ストッカー、安全範囲、既設機との信号連携まで含めた構想が必要です。

Q. FANUC協働ロボットとMATRIS Lightは、どのように選び分けますか?

A. 特定工程へ専用に組み込む場合は、FANUC CRX・CRシリーズを中心にロボット本体と周辺機器を構成します。複数設備で使い分けたい場合や、必要な時間帯だけ自動化したい場合は、移動式ユニットのMATRIS Lightが候補になります。

Contact

協働ロボットの選定から、自動化システムの構想までご相談ください。

可搬、リーチ、ハンド、安全条件に加え、対象設備、ワーク供給、移動運用まで整理します。FANUC協働ロボットとMATRIS Lightのどちらが適するか決まっていない段階でもご相談いただけます。

相談時にあると早い情報
  • 対象工程とワーク情報
  • 既設機械・周辺装置
  • 目標:省人化、夜間運転、品質安定など
  • 設置スペース・安全上の制約